ただのひとりごと

思ったこと、感じたこと。いろいろ。

少年たち 9/11

少年たち
夢の世界が…戦争を知らない子供達
2015年 日生劇場


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ご縁があり観劇することが出来ました。

忘れないうちにメモを。長文。

出演者の方々。

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他ジャニーズJr.は、バイオリンの後藤くん、ピアノの石垣くん、あとはちびっ子Jr.が10名ちょっとかな。

ざっくり言うと様々な理由で牢獄に入った少年たちのストーリー。
理不尽で非情で暴力的な看守長のやり方にうんざりし、脱獄を目指す。

基本的にはSixTONES 対 Snow Manという感じ。
メインはジェシー、次に岩本、大我。

SixTONES、Snow Manは囚人。
看守長は室、西畑・向井が看守役。

それぞれが捕まった理由。

岩本:母の病の治療費を得る為に悪い人と連んでお金を作っていたところ、ジェシーに通報された(ジェシーとはバンド仲間)
佐久間:自分のことを理解してもらえずナイフで人を刺した
渡辺:人を殺した
宮舘:怒りに任せて親父をぶん殴った
深澤:弟(北斗)を助けるため
阿部:反政府運動のリーダー

ジェシー:岩本との喧嘩が理由、本国に戻って軍隊に入り戦争に行くか牢獄に入るか選択を迫られ牢獄に入ることを選ぶ
大我:孤児院で両親の悪口を言われ殴った
樹&髙地:スパイダー
慎太郎と北斗はよく分からず…。

この辺の捕まった理由を言うシーンは流れが早かったしよく分からない部分もあったので、もう少し深くやって欲しかったなあ、と。

佐久間くんと渡辺くんサラッとこわいよね。

阿部ちゃんの「俺は頭がキレすぎていた、他がそれについてこれなかっただけだ」と言うセリフは本当に名言。

大我は新入り。優しい少年。
ここでジェシーと出会う。
ジェシーもまた優しい少年。
ずっと孤独だったけど仲間が出来たと大我は喜ぶ。

少年たちはエネルギーが有り余っており、虚しさや苦悩を叫び、それが歌やダンスで表される。

すと、すのは始めは喧嘩ばかりで仲が悪かったが大我が来たことで変わり、この刑務所がおかしいと気付き脱獄計画を実行するために手を組みひとつになる。

そこで手助けするのが向井、西畑看守。
この2人も看守長のやり方に疑問を抱いており少年たちの味方になることも。

この脱獄計画の全ての指示を出すのが阿部ちゃんなんですが、元々頭が切れているだけあってハマりすぎていて。

だけど脱獄計画を実行する前にジェシーが強制送還の危機に。
連行されたジェシーを探す岩本と大我。
他の少年たちは計画を進める。
しかしジェシーは本国へ強制送還されてしまい、計画は失敗に終わる。

そんな中看守長が囚人たちの虐待容疑で監査にかけられることになり、看守長を降ろされる。

その後西畑が新看守長となり刑務所が変わり、少年たちの刑期が短くなりついに出所する。

向井は看守を辞め、軍に入り戦地で戦うジェシーを追うために戦場カメラマンになる。

数年後、少年たちを集めた戦場カメラマンはカメラにおさめたジェシーの姿を見せる。

そこには逃げ遅れた仲間を助けようとして戦死してしまうジェシーの姿が…。


ストーリーの中でのジェシーが切なすぎて。
ジェシーーーーーー!涙
と何度思ったか。つらかった。

両親に捨てられ孤独に生きて来たけれど本当は優しい少年で、牢獄にいる仲間が大好きな大我の役はとっても儚い。儚すぎる。

大事にしていた絆が壊され、ジェシーとの確執がある中葛藤しながらも立ち向かっていく岩本くんにもグッときました。

ふっかと北斗くんが実は仲良し兄弟って言う設定は面白かった。
北斗くんの泣きの演技がたまらなくて胸を打たれた。

阿部ちゃんは反政府運動のリーダーではあったが星が大好きなロマン溢れる少年。

さくちゃんは大好きな先輩と一緒にオタ芸をやりたいから早く出所したいと。
手に持ってた本に「宮○俊哉」って書いてた…笑

わたなべくんの孤独感半端なかった。
俺は自分をまともだと思ってる、と言うようなセリフも印象的。

あとはそれぞれ囚人番号が振られていたんですが、阿部ちゃんは17でさくちゃんは39でした。
阿部ちゃんは自分が好きな素数かな?笑
さくちゃんはそのままだし分かりやすい。笑


少年たちは初見だったこともあり、正直描写がよく分からないなと感じるところもありました。
が、全体的なストーリーは掴めたし理解して楽しめました。
ラストのメッセージは考えさせられます。

重たい設定のお話ですが笑いのポイントも色々あって。

▼だてなべ食事のシーン
宮「俺野菜嫌いだからお前にやるよ!」
渡「野菜食べないとお肌に良くねーぞ!」
宮「余計なお世話だ!!」
渡「じゃあこの野菜お前にやるよ!」
宮「ちゃっかり戻してんじゃねーよ!」
渡「俺も嫌いなのぉっ!!!」
宮「女子かっ!!!!!」

何この幼馴染可愛いつらい。
確かにね、わたなべくん立ち上がるときの仕草と言い方が女子っぽかったよね。笑

▼看守長を持ち上げる向井
お調子者の向井くん。
看守長を持ち上げることもしばしば。
「よっ、看守長!よっ、看守長!」と何度か繰り返しそのまま下手に捌けてゆく。
バタバタと何か音がすると思ったら台車に仰向けに寝て勢い良く上手までシャーっとスライディング。笑
上手から下手に戻るときに看守長に足で止められる。笑

▼出所後、別れのシーン
慎「お前と一緒に闘ったことは忘れねーよ」
宮「俺もだ」
慎「じゃあな…みやだ、、、舘様♡」
宮「じゃあな…森様♡」
慎「(困惑)」

森様斬新かよ!笑
多分森様って返って来ると思わなくて混乱したんだろうね慎太郎(笑)

さくちゃんが去るシーンでも
佐「じゃあ俺も行くわ!ばいばい!」
全員「無言」
佐「何か言えよ!!ばいばーい!」
全員「無言」
佐「ちょ!何だよ!ばいばーい!!」
全員「目を逸らして無言」
佐「もう!ばいばぁぁぁい!!!」
って半分素が出ていて可愛かった。

阿部ちゃんはお笑い要素はないのですがここでも名言を残す。
宮「お前何かアテはあるのか?」
阿「俺を誰だと思っている?どこでも通用するわ(自分の頭を指でトントンしながら)」
ニコッと笑って去って行く阿部ちゃんカッコいいです。

▼戦場カメラマン登場のシーン
「ここ懐かしいなあ。看守長嫌いやったけど好きやったなあ。どっちやねん!阿部ってヤツがおってなあ。あいつ円周率50桁言えるらしいねん。俺も言えるで。3.14!どこでも通用せんわ!」
向井くんのキャラいいね?


そう言えば劇中すのがバンドスタイルで歌うシーンがあったのですが、迫力があってただただカッコよかった。
岩本くんドラム、ふっかキーボード、あべちゃんギター、さくちゃんベース、だてなべメインボーカル。

それぞれソロパートもあったしだてなべ厨のわたし歓喜。
てゆーか阿部ちゃんのギターカッコ良すぎるんですけど!?


そして舞台本編が終わった後、ショータイムがありました。

▼DANCEバトル
▼Explosion/関西ジャニーズJr.
▼BE CRAZY/SixTONES
▼ZIG ZAG LOVE/Snow Man
▼Daybreaker/SixTONES&Snow Man
青春アミーゴ/関西ジャニーズJr.
▼We'll Be Together/全員

ストンズ、すのは新曲。
ひたすらかっこいいの感想しか出てこなかった。

ビークレイジーはゴリゴリしてる感じ。
劇中の大我は儚くて消えてしまいそうだったけど、何でこうもカッコよく歌えるんだろう。
あとは劇中でもそうだったけどジェシーの歌唱力にはとにかく圧倒されました。

最後のショータイムではやりませんでしたが、劇中に歌った「この星のHIKARI」。
こちらもオリジナル曲です。
ジェシーと大我のハモリがとっても素敵な曲です。

ジグザグラブはフォーメーションが面白くて、ステージを目一杯使ってアクロバットをしていたのが印象的でした。
動きが激しいのでぶつかったりしないかヒヤヒヤしちゃいましたが、技も失敗することなくやり切っていたので感涙ものでした。

胸キュンな歌詞とは裏腹に、がんがんアクロバットがあるのがたまらない。
全力で歌って踊ってしかもアクロバットもあって、どこからそんなパワーが出るんだろう。
あとね、腹チラ一瞬だったけど見逃さなかったよ。

青春アミーゴからのうぃるびーはぷれぞんですか?
うぃるびーは衣装白だったしここでも色んなこと思い出して涙目。

わたなべくん片方の髪の毛耳掛けしてたよカッコ良かったよ。


当初はSnow Man目当てで入ったのですが、去年SHOCKで見たときよりも成長していた西畑くんをまた見れたり、ノータッチだった関西の子も知れたり。

SixTONESを初めて生で見て、将来が楽しみだし応援したいと思えたし。
個人的には北斗くんが気になる。
台詞が多くなかった分余計に。
ジェシーと大我も興味深い。

Snow Manはお目にかかるのは今回で4度目(厳密には5度目)でしたが、見れば見るほど深みにハマっていってる自分がよく分かります。
渡辺くんにどんどん心を奪われてゆくし阿部ちゃんの好感度もだだ上がり。


いつものように書きたいことダラダラ書いちゃいましたが。
急遽観劇することになった少年たちですが、舞台もショータイムも楽しかったです。

松竹創業120周年ということですし、DVDの発売を期待していますね。

最後に。
日生劇場には初めて行ったのですが古き良き劇中で雰囲気がとても好きです。
秋以降に改装が決まっているそうで。
趣のある劇場がどう変わるのか切なくもあり楽しみでもあります。